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加算・減算・乗算 定義 を集合とする。における加算、減算、乗算を次のように定義する

乗法逆元 定義 ある整数は、であるような整数が存在するとき、を法とする乗法逆元をもつという。単元とは、を法とする逆元を持つ整数のことである。

  • 例: より、3はに乗法逆元5をもつ。(逆も一緒)
  • を法とする逆元のペアを見つけるテクニック
    • の形をした数を因数分解する
      • 例: → 11と5は、におけるお互いの乗法逆元
    • ならでもある
      • 例: 11と5がにおけるお互いの乗法逆元 → もお互いのにおける乗法逆元
    • 結合法則・分配法則を利用する
      • 例: を利用し
        • ⤵交換・結合
          • 8, 11がお互いににおける乗法逆元とわかる 零因子 定義: を満たす元が存在するような元のことを零因子と呼ぶ
  • 例: より、2, 3, 4はの零因子

合同 定義: を0より大きい整数とする。2つの整数が、ある整数を用いてと表せるとき(つまり)、を法(モジュラス)として合同であるという。

  • 例: 同値関係: mを法とする合同は、同値関係である。
  • 反射律:
  • 対称律: ならば、
  • 推移律: かつならば、 また、もしかつならば、次が成り立つ
  • 加算:
  • 乗算: というわけで、方程式とかも解ける(kekeho)