# 超約ヨーロッパの歴史【mobi_リフロー版】 ## Metadata * Author: [ジョン・ハースト、倉嶋雅人、福井憲彦](https://www.amazon.comundefined) * ASIN: B07VFLB25S * Reference: https://www.amazon.com/dp/B07VFLB25S * [Kindle link](kindle://book?action=open&asin=B07VFLB25S) ## Highlights ギリシャ人はその解決策を科学に求めなかった。つまり、仮説を立てて実験で検証する、という今日の我々が行う方法を取らなかった。心に何かを思い浮かべ、それを徹底的に考え続ければいつしか正しい答えが得られる、と、ギリシャ人は考えたのである。 — location: [177](kindle://book?action=open&asin=B07VFLB25S&location=177) ^ref-5007 --- ルネサンスにおいて起こった特筆すべきことは、あるひとつの文化や伝統を守ってきた人々が、自分たち以外の文化や伝統についても考えを巡らせるようになったことだった。ひとたびこのような視点に立てば、人間はもはや元の位置に留まることはない。確実なもの、定まったものなどは何ひとつない。ヨーロッパの思想家はついに自分の殻を打ち破って飛躍したのだった。 — location: [497](kindle://book?action=open&asin=B07VFLB25S&location=497) ^ref-57157 --- 「ヌード」から「ネイキッド」へ、そしてまた「ヌード」へ。 — location: [539](kindle://book?action=open&asin=B07VFLB25S&location=539) ^ref-2249 --- カトリックは、信者が善き務めを行うことは救済の一過程であると強調し、巡礼に旅立ち、貧者に金を施すことなどは、神と信者との結びつきを強めるものだとする。しかしルターの考えは違った。罪深く、堕落した我々が何をしたところで、神を喜ばせることはできない。我々にできるたった一つのことは信じることであり、もしも正しく信じることができれば、神は我々の救済を約束してくれるだろう。 — location: [583](kindle://book?action=open&asin=B07VFLB25S&location=583) ^ref-54941 この手軽さがウケそう --- 理性第一主義への欲求は啓蒙主義へと発展して — location: [704](kindle://book?action=open&asin=B07VFLB25S&location=704) ^ref-22572 --- ロマン主義者たちのメッセージは「 文明は人工的なものである」だっ — location: [785](kindle://book?action=open&asin=B07VFLB25S&location=785) ^ref-6704 --- ロマン主義は、現代社会の今もなお強い力を持ち続けている、あるイデオロギーも育てていた。それはナショナリズムである。 — location: [795](kindle://book?action=open&asin=B07VFLB25S&location=795) ^ref-34453 --- 科学と進歩という「双子の力」は強力だが、その反対に位置する感情と解放に向かう力もまた今なお強い。ときにそのお互いが強力になることもあれば、それらがまったく逆方向に動くこともある。この二つの力がいかに我々を分裂させてきたことだろうか。 — location: [814](kindle://book?action=open&asin=B07VFLB25S&location=814) ^ref-580 --- 我々の感覚は分裂している。自分たちの子どもには科学のみを学ばせたい、しかし、そう思いながらも、我々は科学をもたない人々や、伝統的な信仰がいまだ息づいている世界が羨ましいのだ。 — location: [857](kindle://book?action=open&asin=B07VFLB25S&location=857) ^ref-26819 --- ゲルマン戦士」が「ローマ教会」を支持し、その「ローマ教会」は「ギリシャ・ローマの学問」を保護した — location: [1116](kindle://book?action=open&asin=B07VFLB25S&location=1116) ^ref-17672 ---